用語解説 か行
この用語解説集は、当協会の発行する医業経営情報誌「機関誌JAHMC(ジャーマック)」でこれまでに掲載された「用語解説」の記事をデータベース化したものです。
【注意】掲載内容については、発行当時の情報に基づいた内容となりますので、現在の状況と異なるものがありますことをご了承ください。
がん対策に関する世論調査(2008年01月号掲載)
内閣府が2007年9月に実施、11月公表した調査。全国の20歳以上の男女3,000人を対象に、がん対策に関する国民の意識調査を実施。58.9%に当たる1,767人から有効回答を得た。
がん検診の関心度は「重要と思う」94.7%だった。しかし、今まで検診を受けたことがない人の割合は、大腸がん54.7%、肺がん52.0%、胃がん46.2%、乳がん(女性のみ)50.2%で、検診を受けない理由は「たまたま受けていない」28.8%、「健康状態に自信があり、必要性を感じない」17.3%、「心配な時はいつでも医療機関を受診できる」16.9%といった結果である。
情報源については、国立がんセンターがインターネットにて「がん情報サービス」を提供していることを「知っている」20.1%(うち「活用したことがある」2.7%)、「知らない」78.9%。がん診療連携拠点病院の相談支援センターについては、「知っている」20.1%(うち「利用したことがある」1.1%)、「知らない」78.8%であった。
設問項目は、以下のとおり。
1.「がん」に対する意識について
(1)「がん」についての印象 (2)「がん」を予防するための実践
(3)「がん」に関する情報源 (4)国からインターネットによるがん情報サービスの認知・利用度
2.がん検診に関する意識について
(1)がん検診の関心度について
(2)~(7)がん検診の受診状況(胃がん、肺がん、大腸がん、子宮がん、その他)
ア がん検診の受診場所 イ 最近、未受診の理由
3.「がん」に関する情報について
(1)セカンド・オピニオンの認知度 (2)セカンド・オピニオンに対する意向
(3)拠点病院・相談支援センターの認知・利用度 (4)緩和ケアについてのイメージ
4.がん登録について
(1)がん登録の認知度 (2)がん登録の必要性
5.がん対策に関する政府への要望について
(1)政府に対する要望
※ 詳しくは、内閣府のホームページ参照。
http://www8.cao.go.jp/survey/h19/h19-gantaisaku/index.html