用語解説 あ行
この用語解説集は、当協会の発行する医業経営情報誌「機関誌JAHMC(ジャーマック)」でこれまでに掲載された「用語解説」の記事をデータベース化したものです。
【注意】掲載内容については、発行当時の情報に基づいた内容となりますので、現在の状況と異なるものがありますことをご了承ください。
オレンジプラン(2013年04月号掲載)
厚生労働省が2012年9月に公表した「認知症施策推進5ヵ年計画」のこと。2013年度から2017年度までの計画で、次に掲げる7つの事業を展開する。
1.標準的な認知症ケアパスの作成・普及
2.早期診断・早期対応
3.地域での生活を支える医療サービスの構築
4.地域での生活を支える介護サービスの構築
5.地域での日常生活・家族の支援の強化
6.若年性認知症施策の強化
7.医療・介護サービスを担う人材の育成
一見して明らかなとおり、病院・施設での認知症ケアから、地域・在宅での対応にシフトしていくことを目指しており、今後は地域での医療・介護、支援体制作りを重視するようになる。
厚生労働省は、地域での生活を支える医療サービスの構築のため「認知症の薬物治療に関するガイドライン」を作成、2013年度以降、医師向けの研修等で活用する。同時に、退院見込み患者に必要な介護サービスの体制を整備し、2015年度以降、介護保険事業計画に反映させる。