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用語解説 ま行

この用語解説集は、当協会の発行する医業経営情報誌「機関誌JAHMC(ジャーマック)」でこれまでに掲載された「用語解説」の記事をデータベース化したものです。
【注意】掲載内容については、発行当時の情報に基づいた内容となりますので、現在の状況と異なるものがありますことをご了承ください。

マルコーム・ボールドリッジ賞(MB賞)(2006年07月号掲載)

米国レーガン政権が1988年に創設した国家経営品質賞(The Malcolm Baldrige National Quality Award)。
 1980年代に国際競争力の低下に悩んだ米国が、国内はもとより、日本や欧州諸国の強力な経営の根源を研究し、経営革新を推進する手段としてこの賞を設定した。従ってMB賞の手法は、シックス・シグマ、リーン・マニュファクチャリング、トヨタ生産方式、ISOなど、他の方式とよく対比される。
 MB賞の審査は、①リーダーシップ、②戦略計画、③患者重視、他の顧客、市場、④価値、分析、ナレッジマネジメント、⑤従業員重視、⑥プロセスマネジメント、⑦組織全体としての業績、の7分野に分けて行う。
 対象分野は当初、製造、サービス、小規模ビジネスの3部門で始まり、1999年に医療、教育の2部門を追加設定した。2005年現在、1063組織が応募、うち63組織が受賞している。医療部門では2002年のSSM Health Careに始まり、2005年現在で5組織が賞に輝いている。
 MB賞を手本とする賞は既に米国41州と80ヵ国で設定されている。わが国では1995年、「日本経営品質賞」(経営品質協議会)が設定された。
(参照:本号P6~、6月号P17)

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