用語解説 か行
この用語解説集は、当協会の発行する医業経営情報誌「機関誌JAHMC(ジャーマック)」でこれまでに掲載された「用語解説」の記事をデータベース化したものです。
【注意】掲載内容については、発行当時の情報に基づいた内容となりますので、現在の状況と異なるものがありますことをご了承ください。
介護予防(2014年08月号掲載)
介護保険で要支援者に給付されるサービスの1つ(予防給付という)。給付の対象は要介護・要支援認定で要支援1、要
支援2と判定された者。
介護予防サービスは訪問サービス、通所サービス、短期入所サービスの3種、12項目に分けられる。主なサービスを4点、次
に掲げる。
介護予防訪問介護:自分では身の回りの世話ができない者で、家族や他にサービスをしてくれる者がいない場合に限られる。
週の訪問回数による定額制。
介護予防訪問入浴介護:看護師と介護士の2人体制で入浴サービスを行う。料金は要介護者より低い。
通所介護予防:介護予防通所介護と介護予防通所リハビリテーションがある。月単位の定額制で、利用者の状態により利
用回数が定められている。
介護用具のレンタルと販売:ベッド、手すり、スロープ、歩行器、歩行補助杖のレンタル。トイレ用品や入浴用具の購入には1
年間に1度、10万円の費用が支給される。ただし、購入代金は利用者が立て替え、申請により1ヵ月後に9割を償還する仕組
みになっている。
介護予防にはこの他に市町村が指定・監督する地域密着型の支援サービス事業がある。国は「地域づくりによる介護予
防推進支援モデル事業」を行っており、本年度は26府県が参加する。