用語解説 か行
この用語解説集は、当協会の発行する医業経営情報誌「機関誌JAHMC(ジャーマック)」でこれまでに掲載された「用語解説」の記事をデータベース化したものです。
【注意】掲載内容については、発行当時の情報に基づいた内容となりますので、現在の状況と異なるものがありますことをご了承ください。
介護事業経営概況調査(2020年02月号掲載)
すべての介護保険サービスの収支や職員の給与の状況などをまとめた調査。施設サービス3事業、居宅サービス10事業、地域密着型サービス9事業の計22事業からなり、3年周期で改定後2年目の5月に実施される。
厚生労働省が2019年12月27日に発表した「令和元年度介護事業経営概況調査」結果によると、2018(平成30)年度の全サービスの収支差率は3.1%(税引き後2.8%)となり、前年度の3.9%(同3.5%)より低下した。
ただし、収支差率がマイナスになったのは、居宅介護支援の1事業のみである。
介護報酬改定が行われた2018年度に収支差率が前年度より低下した理由として、厚生労働省は給与費が増加したことを挙げている。ちなみに対前年度比で給与費が1%以上上昇したのは4事業で、給与費の割合は通
所リハビリテーション66.2%、訪問リハビリテーション71.1%、通所介護63.3%、地域密着型特定施設入居者生活介護58.4%となっている。
介護3施設の収支差率は、介護老人福祉施設3.8%(前年度1.7%)、介護老人保健施設3.6%(同3.9%)、介護療養型医療施設4.0%(同5.0%)であった。