用語解説 か行
この用語解説集は、当協会の発行する医業経営情報誌「機関誌JAHMC(ジャーマック)」でこれまでに掲載された「用語解説」の記事をデータベース化したものです。
【注意】掲載内容については、発行当時の情報に基づいた内容となりますので、現在の状況と異なるものがありますことをご了承ください。
介護助手モデル事業(2019年01月号掲載)
三重県老人保健施設協会が地域医療介護総合確保基金を活用して2015 年度から独自に開始した事業。元気高齢者を活用して介護現場で「介護助手」として働いてもらい、介護福祉士などにはより専門的な介護に専念してもらおうという取り組み。その後、各地に広がり、青森県・沖縄県などでは社会福祉協議会も取り組みを開始するなど2018 年度は全国25 の都道県で実施されている。
介護助手は身体介護ができないため、配膳や片づけ、洗濯物の回収・配達、話し相手などを行う。介護助手を採用している事業所に対し、県がその経費の一部を助成する。
政府は介護人材の不足を外国人材の活用で補うため出入国管理法を改正し、5 年間で5 ~ 6 万人を受け入れたい考えだが、民間レベルでの「アクティブ・シニアの活用」による介護現場の活性化策の行方にも注目が集まる。