用語解説 さ行
この用語解説集は、当協会の発行する医業経営情報誌「機関誌JAHMC(ジャーマック)」でこれまでに掲載された「用語解説」の記事をデータベース化したものです。
【注意】掲載内容については、発行当時の情報に基づいた内容となりますので、現在の状況と異なるものがありますことをご了承ください。
全国在宅療養支援診療所連絡会(2014年05月号掲載)
在宅医療の普及促進のため2008年に発足した全国団体で、2014年3月22日に東京で第1回の全国大会を開いた。テーマは「地域包括ケア時代の在宅医療、私たちのミッション」。
在宅療養支援診療所は、2006年4月の診療報酬改定で制度化された。全国で約1万の診療所が届け出ているといわれるが、実際に在宅医療を行っているのは年間3~4件以下という診療所が多く、8年を経た現在でも期待されたほど普及していない。連絡会は在宅医療の普及推進を目的としており、そのために必要な在宅医療に関する調査研究、担当医の育成や在宅医療にかかわる相談などの活動を行う。活動内容として次の項目を掲げている。
・調査および研究・医師の連絡・交流・在宅医療を多職種協働で行うための他の職能団体との連携および交流・情報提供
・在宅医療を推進するために必要な相談・急性期病院から速やかに患者紹介を受けられるような地域ネットワークの構築
・在宅医療を国民に紹介するための広報・在宅医療支援診療所を運営するために必要な支援・援助・教育・学術集会、講演会の開催