用語解説 さ行
この用語解説集は、当協会の発行する医業経営情報誌「機関誌JAHMC(ジャーマック)」でこれまでに掲載された「用語解説」の記事をデータベース化したものです。
【注意】掲載内容については、発行当時の情報に基づいた内容となりますので、現在の状況と異なるものがありますことをご了承ください。
出産育児一時金(2009年02月号掲載)
出産に際して公的保険から被保険者に支払う一時金。異常分娩などのように公的保険から医療機関に給付する「診療報酬」とは異なる。現行制度では、1児につき35万円だったものを、2009年1月から「産科医療補償制度」の開始に合わせ、38万円に引き上げた。
厚生労働省はこれを「緊急の少子対策」として4万円引き上げて42万円とし、2009年10月から1年半の暫定措置で実施する方針。
増額分の財源は半分を国庫負担とし、残りは保険料と地方交付税で負担する。支給先は被保険者あではなく、医療機関が直接保険者から受け取る「受取代理人制度」を支給の条件とする。したがって、被保険者はその分だけ出産費を用意する必要がなくなる。