用語解説 あ行
この用語解説集は、当協会の発行する医業経営情報誌「機関誌JAHMC(ジャーマック)」でこれまでに掲載された「用語解説」の記事をデータベース化したものです。
【注意】掲載内容については、発行当時の情報に基づいた内容となりますので、現在の状況と異なるものがありますことをご了承ください。
医学部定員(2016年10月号掲載)
将来の医師数需要推計に基づき設定する医大・医学部の入学者定員。医師不足に対処するため、過去10 年間増員を続け、2016 年度は9,262 人となっている。
厚生労働省「医療従事者の需給に関する検討会」の中間まとめによると、医師の需要と供給は2024 年に約30万人で均衡し、その後は供給が需要を上回る(中位推計)。上位推計では2033 年頃に約32 万人で均衡する。
今後3 年間(2017 ~ 2019 年度)は、現在の定員を維持することを基本に、医師不足が著しい地域については都道府県の要望に応じて増員を認める。
医師の需給は、医師の働き方・勤務状況にも左右されるので、今後、全国調査を行い、その結果を基に「新たな医療のあり方を踏まえた医師の働き方ビジョン」を年内にまとめることも、同報告書に明記している。