用語解説 あ行
この用語解説集は、当協会の発行する医業経営情報誌「機関誌JAHMC(ジャーマック)」でこれまでに掲載された「用語解説」の記事をデータベース化したものです。
【注意】掲載内容については、発行当時の情報に基づいた内容となりますので、現在の状況と異なるものがありますことをご了承ください。
医療の番号制度(2015年02月号掲載)
行政・社会保障・税務に活用するマイナンバーとは別に、医療保険オンライン資格確認などに用いる番号制度。
2017 年7 月以降の導入が予定されている。
マイナンバーは、2013 年に成立した番号関連法に基づき、2015 年に個人番号の通知を開始、2016 年1 月から
順次個人番号カードを交付する。2014 年6 月に閣議決定した「日本再興戦略改訂2014―未来への挑戦」では、「保
険証や診察券はマイナンバー記載のカード以外のものを用いる方法を検討すべき」とした。
「医療等における番号制度の活用等に関する研究会」の中間まとめは、医療などの分野での番号の活用方法として、
①医療・介護施設等の連携、②本人への健康医療情報の提供・活用、③健康・医療の研究分野、④医療保険のオ
ンラインでの資格確認、⑤保険者間の健診データの確認、⑥予防接種履歴管理、などを挙げている。
医療情報の第三者への提供は本人の同意が前提となる。情報提供の範囲が個人ごとに異なり得るので、情報照会
と回答を一律に行う番号制度の情報ネットワークシステムの活用は難しい、というのがマイナンバーとは別の番号を
設定する理由である。