用語解説 あ行
この用語解説集は、当協会の発行する医業経営情報誌「機関誌JAHMC(ジャーマック)」でこれまでに掲載された「用語解説」の記事をデータベース化したものです。
【注意】掲載内容については、発行当時の情報に基づいた内容となりますので、現在の状況と異なるものがありますことをご了承ください。
医療ロボット(2021年10月号掲載)
医療サービスで使用されるロボットの総称。用途によって、手術ロボット、リハビリロボット、診療ロボット、調剤ロボット、補綴ロボットなどがある。また介護分野ではアシストロボット、移乗ロボット、移動支援ロボット、コミュニケーションロボットなどが使われている。
医療ロボットを使用するメリットは、①人間ではできない手術を可能にする、②業務を効率化できる、③人為的なミスを防ぐことができる、といった点にあるが、半面、デメリットとして、①価格が高い、②操作性に難点がある、③開発企業とユーザーである医療機関の間に技術・認識のギャップがあり、ロボットが有効に活用されていない事例が目立つ、といった点が指摘されている。
これらデメリットが解消されれば、将来、医療分野の標準装備となるロボットが登場してくると期待されている。