用語解説 あ行
この用語解説集は、当協会の発行する医業経営情報誌「機関誌JAHMC(ジャーマック)」でこれまでに掲載された「用語解説」の記事をデータベース化したものです。
【注意】掲載内容については、発行当時の情報に基づいた内容となりますので、現在の状況と異なるものがありますことをご了承ください。
医療・介護総合推進法案(2014年03月号掲載)
社会保障制度を持続可能なものにするために医療法・介護保険法の改正内容を一本化した法案で、正式には「地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律案」。2月12日に閣議決定し、国会に提出した。
主な内容は▷病床機能報告制度の創設▷地域医療ビジョンに基づく病床数の整備▷医療・介護サービスを充実させるために都道府県に新たな基金を創設▷医療事故調査制度の創設▷看護師の特定行為に関する研修▷持ち分なし医療法人への移行促進など。
法案の名称が「医療・介護——」となっていることに注目しておきたい。医療と介護を個別の分野ではなく、文字どおり、一体的に運用する意図があるからである。医療・介護などを一体的に提供する非営利ホールディングカンパニー型法人制度(仮称、HD型法人制度)の創設も上っている。