用語解説 あ行
この用語解説集は、当協会の発行する医業経営情報誌「機関誌JAHMC(ジャーマック)」でこれまでに掲載された「用語解説」の記事をデータベース化したものです。
【注意】掲載内容については、発行当時の情報に基づいた内容となりますので、現在の状況と異なるものがありますことをご了承ください。
医療費の地域差指数(2017年11月号掲載)
市町村国保と後期高齢者医療制度の医療費の地域格差を示すもので、地域の1人当たり医療費について、人口
の年齢構成の違いによる分を補正した全国平均を1 として指数化したもの。
今年8 月に発表した2015 年度の「地域差指数」によると、市町村国保では①佐賀県1.201、②鹿児島県1.172、
③長崎県1.162 の順で、佐賀県が最も高い。低いのは①茨城県0.894、②千葉県0.912、③愛知県0.915 となっ
ている。後期高齢者医療費で指数が高いのは、①高知県1.232、②福岡県1.224、③長崎県1.168 の順。低い
のは①新潟県0.805、②岩手県0.808、③青森県0.855。2012 年度に同制度が創設されして以降、指数の最
高は福岡県が7 年間1 位を続けてきたが、2015 年度に高知県が初めて最高となった。
指数の順位には、市町村国保、後期高齢者医療制度ともに外来・入院医療費の高低が影響している。