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用語解説 か行

この用語解説集は、当協会の発行する医業経営情報誌「機関誌JAHMC(ジャーマック)」でこれまでに掲載された「用語解説」の記事をデータベース化したものです。
【注意】掲載内容については、発行当時の情報に基づいた内容となりますので、現在の状況と異なるものがありますことをご了承ください。

国民負担率(2015年04月号掲載)

租税負担率と社会保障負担率を合わせたもの。文字どおり国民の公的負担の重さを測る尺度で、国際比較に使
われる。財務省推計によると、2015 年度は社会保障費負担が17.8%、国税が15.4%、地方税が10.2%で、合
計43.4%。2014 年度は42.6%なので、0.8 ポイントの上昇となり、過去最高となる見通しである。
 ちなみに財務省が同時に発表した国際比較によると、スウェーデン58.2%、ドイツ51.2%、イギリス47.7%、
アメリカ30.8%と、わが国は相対的にまだ低い水準にあるが、人口高齢化による社会保障費の負担増と2017 年
4 月の消費税引き上げなどで、国民負担率はさらに高まっていくと予想される。
 また、わが国は7.4%の財政赤字をかかえており、国民負担に財政赤字を加えた「潜在的な国民負担率」は
50.8%(前年度比1.2 ポイント減)に達しているため、国民の負担率が低いとは言い難い面もある。

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