用語解説 さ行
この用語解説集は、当協会の発行する医業経営情報誌「機関誌JAHMC(ジャーマック)」でこれまでに掲載された「用語解説」の記事をデータベース化したものです。
【注意】掲載内容については、発行当時の情報に基づいた内容となりますので、現在の状況と異なるものがありますことをご了承ください。
在宅医療連携拠点医療機関(2011年12月号掲載)
在宅医療の連携拠点として、在宅患者の急変時への対応が可能な診療所・病院のこと。厚生労働省はその施設基準や人員配置などの指定要件を設け、医療法に位置づけることを検討しており、来年の通常国会に提出する医療法改正案に盛り込む考え。
厚生労働省は在宅医療連携拠点医療機関の役割として、①連携拠点機能、②在宅患者の急変時対応が可能な在宅医療提供体制構築、③介護する家族への支援、をあげている。医療・介護関係者の協議の場を設けることや、多職種連携のための人員配置・人材育成、さらには急変時の対応として1人開業医を24時間体制で支援することや、災害時対応の計画策定などを求める。
同省は2011年から在宅医療拠点のモデル事業を全国10ヵ所で開始しており、2012年度はこれを47都道府県に各2ヵ所(計94ヵ所)増やすための予算を要求している。