用語解説 さ行
この用語解説集は、当協会の発行する医業経営情報誌「機関誌JAHMC(ジャーマック)」でこれまでに掲載された「用語解説」の記事をデータベース化したものです。
【注意】掲載内容については、発行当時の情報に基づいた内容となりますので、現在の状況と異なるものがありますことをご了承ください。
専門看護師(2011年02月号掲載)
日本看護協会が認定する制度で、複雑で解決困難な看護問題を持つ個人、家族および集団に対して、水準の高い看護ケアを効率よく提供するための、特定の専門分野の知識・技術を深めた看護師。
専門分野はがん、精神、地域、老人看護、小児、母性、慢性疾患、急性・重症患者、感染症、家族支援の計10看護分野で、2011年1月1日現在総計612名が認定されている。
申請資格は国の保健師、助産師および看護師の資格を有する者で、かつ看護系大学大学院課程修了者で日本看護系大学協議会看護師教育課程基準の所定の単位を取得した者。さらに専門分野で、①個人、家族および集団に対する直接的な看護実践、②看護者を含む提供者に対するコンサルテーションなど、6分野での実務研修を課している。実務研修は3年で、常勤(フルタイム)でなければならない。
審査は書類審査と筆記試験(12月10日)によって行う。
専門看護師数は、図に示すとおり、1996年の認定開始から、近年になって急増し、2010年に615名に達した(2011年1月1日現在は612名)。