用語解説 さ行
この用語解説集は、当協会の発行する医業経営情報誌「機関誌JAHMC(ジャーマック)」でこれまでに掲載された「用語解説」の記事をデータベース化したものです。
【注意】掲載内容については、発行当時の情報に基づいた内容となりますので、現在の状況と異なるものがありますことをご了承ください。
循環器病対策基本法(2020年03月号掲載)
2019年12月に施行された法律。脳卒中や心臓病などを減らすことで、健康寿命の延伸と医療・介護の負担を減らすことを目的としている。
厚生労働省は2020年1月7日、「循環器病対策推進協議会」を設置し、循環器病対策推進基本計画の策定に取りかかった。この計画は6年ごとに見直すことが法律に明記されており、都道府県にも同様の計画を策定し、見直すことを求めている。
心疾患と脳血管疾患はがんに次いで死亡原因の上位(4位と2位)を占めており、介護を要するようになった疾患としては両方合わせて2割以上と最も多くなっている。2017年度に要した医療費は両疾患合わせて6兆782億円と医科診療医療費30兆8,335億円の20%弱を占めている。医療費・介護費の両面から2つの疾患に対する対策が急がれる。