用語解説 ま行
この用語解説集は、当協会の発行する医業経営情報誌「機関誌JAHMC(ジャーマック)」でこれまでに掲載された「用語解説」の記事をデータベース化したものです。
【注意】掲載内容については、発行当時の情報に基づいた内容となりますので、現在の状況と異なるものがありますことをご了承ください。
無医地区(2016年06月号掲載)
医療機関のない地域のことで、厚生労働省の定義によると、「当該地区の中心的な場所を起点として、おおむ
ね半径4㎞の区域内に50 人以上が居住している地区であって、かつ容易に医療機関を利用できない地区」のこと。
厚生労働省が3 月に発表した2014 年10 月末現在の調査結果によると、全国の無医地区数は637 で、
2009 年の前回調査より68 地区減った。対象人口は12 万4,122 人で、前回より1 万2,100 人減少した。
この調査は1966 年に開始したが、無医地区はその後減り続けている。都道府県別にみると、無医地区が最
も多いのは北海道の89 地区、2 番目は広島県の54 地区、3 番目は高知県と大分県の38 地区となっている。
無医地区と同時に実施した無歯科医地区の調査では、地区数858(前回比72 地区減)、対象人口は20 万6,109
人(前回比3 万418 人減)で、北海道84 地区、広島県68 地区、大分県48 地区の順に多かった。