用語解説 は行
この用語解説集は、当協会の発行する医業経営情報誌「機関誌JAHMC(ジャーマック)」でこれまでに掲載された「用語解説」の記事をデータベース化したものです。
【注意】掲載内容については、発行当時の情報に基づいた内容となりますので、現在の状況と異なるものがありますことをご了承ください。
病院の未収金(2008年06月号掲載)
医療機関の未収金は年々増える傾向にある。問題が深刻化してきたため厚生労働省は「医療機関の未収金問題に関する検討会」を開き、対策を検討している。
同検討会が2007年12月に実施した「未収金に関するアンケート調査」(対象2,844病院)の結果(速報値)によると、2006年度(平成18年)の1病院当たり未収金額は約4,800万円で、前年度より2%増えていた。
調査の内容は、①年度末未収金、②未収金のある患者数・金額、③生活困窮、悪質滞納、過去未収の有無、④未収金の回収対応方策??など。結果として、①未収金額は毎年100万円増加、②1件当たり未収金額は外科系、産科が多い、③悪質な滞納は8.5%、④電話催告や文書催告はほぼすべての病院で実施??などの点が明らかになっている。