用語解説 さ行
この用語解説集は、当協会の発行する医業経営情報誌「機関誌JAHMC(ジャーマック)」でこれまでに掲載された「用語解説」の記事をデータベース化したものです。
【注意】掲載内容については、発行当時の情報に基づいた内容となりますので、現在の状況と異なるものがありますことをご了承ください。
社会福祉連携推進法人(2019年12月号掲載)
社会福祉法人を中核とする連携推進法人で、厚生労働省の「社会福祉法人の事業展開等に関する検討会」で審議しており、その結果を踏まえて同省は次期通常国会に社会福祉法の改正案を提出する。
厚生労働省が検討会に提示したイメージによると、連携推進法人の業務は、地域共生社会の実現に向けた連携や災害対策、社会福祉法人の人材確保・育成、生産性向上のための共同購入、社会福祉法人への貸付などで、社会福祉事業そのものは営めない。
連携推進法人の社員は、社会福祉法人のほか、医療法人やNPO法人、営利企業、関係自治体などとし、社員は社会福祉事業を行っている法人社員が2人以上(うち社会福祉法人社員は1人以上)、1社員につき1つの議決権を認める。理事会を必置とし、代表理事の選任は所轄庁の認可を必要とする。
社会福祉事業の統合化と経営力強化の意図が読み取れる。医療・介護も大規模化しないと存続し得なくなるというのが、行政の発するメッセージといえる。