用語解説 か行
この用語解説集は、当協会の発行する医業経営情報誌「機関誌JAHMC(ジャーマック)」でこれまでに掲載された「用語解説」の記事をデータベース化したものです。
【注意】掲載内容については、発行当時の情報に基づいた内容となりますので、現在の状況と異なるものがありますことをご了承ください。
高額医療交付金交付事業(2024年12月号掲載)
高額な医療費の負担が健保組合の財政に及ぼす影響を緩和するため健康保険組合連合会(健保連)が実施している事業。健保連が2024年10月3日に発表した2023年度の高額レセプト概要によると、1カ月の医療費が1,000万円を超えた件数は2,156件で、前年度より364件(20%)増え、過去最高となった。
1,000万円以上の超高額レセプトは近年顕著な伸びを示しており、再生医療や遺伝子治療の高額医薬品を多用するようになったためとされている。
上位100件の主傷病名は「悪性腫瘍」74件が最多で、「先天性疾患」の14件が次いでいる。単一の疾患では、脊髄性筋萎縮症用の「ゾルゲンスマ点滴静注」が1件当たり約1億6,708万円で最高額となっている。