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用語解説 A-Z

この用語解説集は、当協会の発行する医業経営情報誌「機関誌JAHMC(ジャーマック)」でこれまでに掲載された「用語解説」の記事をデータベース化したものです。
【注意】掲載内容については、発行当時の情報に基づいた内容となりますので、現在の状況と異なるものがありますことをご了承ください。

EAP(2016年12月号掲載)

Employee Assistance Program の略。社員支援プログラムのことで、メンタルヘルスを通じて、問題を抱える従業員を支援する。企業側からはリスクマネジメントとして、企業の社会的責任(CSR)の一環として導入されている。企業内に担当者を抱える場合と、外部のコンサルタントを利用する場合がある。

EAP は、米国で1950 年代に、労働者のメンタルヘルスを保つことで生産性の維持向上を図る目的で、企業・事業所で導入されるようになり、1970 ~ 80 年代に急速に拡大した。日本では2000 年代に入ってからEAPに取り組む企業・事業所が増えるようになった。国際EAP 学会(EAPA)は、EAP は職場を基盤とした、①職場組織が生産性に関連する問題を提議する、②社員であるクライアントが健康、結婚、家族、家計、アルコール、ドラッグ、法律、情緒、ストレス等の仕事上のパフォーマンスに影響を与え得る個人的問題を見つけ、解決する――の2 点を支援するために作られたプログラムだと定義している。

わが国では、1998 年に日本EAP 協会が発足し、①専門的関心、専門性の開発、②トレーニングプログラムの開発、③従業員援助プログラムの維持、④地域資源についての意見交換――を目的に事業活動を行っている。

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