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用語解説 A-Z

この用語解説集は、当協会の発行する医業経営情報誌「機関誌JAHMC(ジャーマック)」でこれまでに掲載された「用語解説」の記事をデータベース化したものです。
【注意】掲載内容については、発行当時の情報に基づいた内容となりますので、現在の状況と異なるものがありますことをご了承ください。

NDB(2016年12月号掲載)

ナショナル・データ・ベース(National Database)の略で、「レセプト情報・特定健診情報データベース」のこと。文字どおり、電子レセプトと特定健診・保健指導のデータを集めたもので、厚生労働省は2016 年10 月12 日、「NDB オープンデータ」を初めて公表した。

このデータには、2014 年度分の電子レセプト(医科診療行為、歯科傷病、薬剤)と、2013 年度分の特定健診のデータ18 億8,000 件分が含まれている。医科診療行為に関しては、初再診料、入院基本料、医学管理料、手術、検査など、診療報酬点数表項目別にデータが分類され、それぞれ年齢別、都道府県別に整理、グラフ化されている。

NDB は、医療費を適正化する目的で2008 年に構築。2011 年に活用目的が拡大され、提供に関するガイドラインも整備された。しかし、活用がなお一部の研究者に限られたため、多くの人々が利用できるようオープンデータが公表されるに至った。今後、他のデータと組み合わせた民間の利用が一気に拡大するとみられている。

政策的には、重症度を考慮に入れた看護配置、許可病床、医療計画の必要病床数など基準に類する数値が一段と精緻化していくのではないかと指摘されている。

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