用語解説 A-Z
この用語解説集は、当協会の発行する医業経営情報誌「機関誌JAHMC(ジャーマック)」でこれまでに掲載された「用語解説」の記事をデータベース化したものです。
【注意】掲載内容については、発行当時の情報に基づいた内容となりますので、現在の状況と異なるものがありますことをご了承ください。
SDM(2022年04月号掲載)
Shared Decision Making(シェアード・ディシジョン・メーキング、共有意思決定)の略。患者の望みを支える最適な治療法を決定するため、医療従事者と患者の間で理解を共有すること。
このSDMに関連して「患者の望みを支える『患者主体の医療』実現のための研究会」(会長:大橋弘・東京大学公共政策大学院長)は2022年3月7日、これからの「患者主体の医療」を実現するため、①情報公開に特化した新規データ収集制度の構築、②医療データ収集・公開のための公的機関(「医療の質」評価研究センター)の設置、③公開情報による国民・患者の医療機関選択の促進と短期集中的な財政支出の必要性、④医師による選択肢提示とSDMの導入促進の制度化、⑤患者に寄り添う人材の育成、相談の場や情報収集サイト等の公的機関による第三者認証の実施――を提言している。