増患・増収

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クレジットカードの利用を希望する患者さんが増えていますが、院長にどの様にアドバイスしたら良いか教えてください。

クレジットカードの利用は、積極的に勧めるべきだと思います。 歯科医院の中には、クレジットカードの利用は、自費診療のみであったり、 また一定金額以上の自費診療しかクレジットカードが使えなかったり、 またカードの利用料を別途徴収している医院もありました。 これでは、「患者さんがカードを使うことは歓迎していない」という強い意思表示になってしまいます。

具体的な金額で考えてみますと、カードの手数料が3%、1ヶ月のカード利用金額が100万円あれば、手数料は3万円です。 ということは、現金を持参しなくても診療が受けられる、リボ払いでが可能になる、 という患者さんが年間数人いらっしゃるだけで、採算は取れます。 また、保険診療について、クレジットカードを使用させない医院もありますが、 これも患者さんが窓口負担は3割であり、そのうちの3%がカード会社へ手数料として支払いますので、 医院の実質的な負担は、収入の0.9%です。女性患者さんは、 クレジットカードのポイントを貯めることを楽しみにしている方も多くいらっしゃいます。 そのため、保険診療でそれほど金額が多くなくても、 クレジットカードが使えるということは女性患者さんにとっての小さな喜びになります。 したがって、保険診療も自費診療も、積極的にクレジットカードを使っていただくことが、 増患対策や自費率アップにつながる効果が期待できます。

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